先日、おもちゃの片付けをしたときに0歳時代のおもちゃが出てきました。孫の代までとっておきたいお気に入りの木製おもちゃです。
久しぶりに見てみると、やっぱり美しい。
ほとんどは保育園で長年働いていた母が、「赤ちゃんのおもちゃは大事だから」とプレゼントしてくれたものです。本当にありがたいです。
0歳時代はとってもお世話になったおもちゃですが、すべてのおもちゃをずっと使っていたわけではありません。
月齢毎の成長が著しい0歳時期。成長に合わせておもちゃの選択も変わります。
それぞれのおもちゃの使用時期や使い心地を「新生児期〜ねんね期」「ずりばい期〜はいはい期」「つかまり立ち期〜あんよ期」に分けて比較してみます。
新生児期〜ねんね期の木おもちゃ
生まれてすぐから、自分で動き出すまでの期間に重宝したおもちゃはこの4つです。
ネフ(Naef)のカラーボール
起きている時間が増えてくる生後4週頃から使えます。
最初のうちはボールの動きを目で追うだけですが、紐にゴムをつけて伸ばせるようにし、手に持たせてあげると、自分の動きでボールが動くのが面白くてとても喜びます。
徐々に、動かしているのが自分だと気づくのか、手と脳の神経が繋がるようになるのか、しっかりと握れるようになってきます。
そのうちに、手を伸ばしてボールを触るようになったり、足で蹴ったりと、新生児期〜ねんね期にとても重宝するおもちゃです。
ベビージムにつけたり、ベビーベッドに紐を渡してつけたり、いろんな場所で使うことができます。
ネフ(Naef)はスイスの玩具メーカーです。お値段は高めですが、滑らかで口にいれても安心、そして乱暴に扱っても壊れない丈夫なおもちゃをたくさん作っています。
ベビージムに吊り下げて遊ぶのはねんね期までにした方が安心です。ハイハイ期に使っていたところ、首に引っかかりヒヤッとしました(詳しくは→子育て中にヒヤッとした瞬間)。
童具館のさくらんぼ
童具館は日本の玩具メーカーです。手で握れるようになる生後2ヶ月頃から使うことができます。持ち手部分が細いのと、とても軽い素材でできているので一番最初のラトル(がらがら)として使いました。
自分の手に持っているものが何なのか「これは何?」って感じでじーっと見ていた時期が懐かしいです。ボール部分もとても滑らかで口当たりがいいのか、長女も次女もよく口に入れて舐めていました。
とても小さくて細いので、お出かけのときにぽいっとカバンに入れて持ち歩くのに便利。
長女は特にこのサイズが好きで、大きくなってきて他のサイズが持てるようになっても、このラトルを好んで使っていました。
ネフ(Naef)のおしゃぶりラトル ティキ(Tiki)
童具館のラトルよりも少し大きいのがティキ。持ち手部分も太いので、自分で持てるようになったのは3ヶ月頃です。持ち手のつるっとしたところがとても気持ちいいです。
子どもによって好みがあるのか、長女は童具館のさくらんぼを好み、次女はこちらのティキを好んで使っていました。
ただ、二人ともハイハイができるようになると、口にくわえたままハイハイするのでしまってしまいました。
ハイメス(HEIMESS)のチェーンクリップ ねずみ
ゴルネスト&キーゼル(Gollnest & Kiesel)というドイツの玩具メーカーのおもちゃです。
実は一番長く重宝するおもちゃがこれ。お出かけの時の必需品でした。
わが家の子ども達はおしゃぶりを使いませんでしたが、二人ともお出かけのときはひたすらこれを舐めていました。
特に金属部分を舐めるのが好きで、いつも舌を挟まないか心配していたのですが、幸い一度も挟まず。
おもちゃを床に落とすのが好きになる時期があるのですが、そんな時もこれを使えば床に落ちずに便利でした。
クリップにガーゼハンカチを挟んでおいてよだれを拭いたりするのにも使いました。
新生児期〜ねんね期のカテゴリーに入れてますが、0歳代はずっと使えます。おしゃぶりを使うならもっと長く使えるかも。お値段も手頃です。
ずりばい期〜はいはい期の木おもちゃ
行動範囲が増えるずりばい〜はいはい期。体も大きくなって、これまでよりも重いおもちゃを持てるようになります。そして、歯が生え始める時期に重なるので歯固めおもちゃも重宝しました。
ネフの歯固めラトル リングリィリング(Ringli Ring)
ネフの歯固めラトル リングリィリング(Ringli Ring)
一番長く使ったと言っても過言ではないのがこの歯固めラトル。歯が生えてくる頃はやはりむず痒いのかよく噛んでいました。
振っても音が出るし、小さなリングを回したり、大きなリングに手や足を入れて遊んだり。紐をつければベビージムにもつけることができるし、外出先でも重宝したおもちゃです。
わが家の子ども達はシリコン製の歯固めを好まなかったので、本当によく使っていました。
ネフ(Naef)のおしゃぶりラトル ドリオ(Dolio)
他のラトルに比べるとかなり大きいので、持てるようになるまでには時間がかかりました。
わが家の子ども達はその時期になるとラトル以外のものに興味を強く持っていたので、ティキ、リングリィリング、さくらんぼに比べるとあまり使っていません。
ユシラ(Jussila)の丸すず
ユシラはフィンランドの玩具メーカーです。
これは私が子どもの頃に使っていたもの。その後姉の子ども達3人が使い、わが家にやってきました。かなり年季が入っていますが、木おもちゃのいいところは年季が入っても美しいところ。どんなに投げられても壊れずまだまだ使えそうです。
転がると音の出るおもちゃはズリバイを促すのに効果的です。
ニチガンのオルゴールカー
ニチガンは日本の玩具メーカーです。公式サイトによると、日本で一番長く木おもちゃを作っているそうです。
次女の出産祝いで頂いたものですが、とても綺麗な音色です。インテリアとしても素敵なデザインで私自身もお気に入り。
対象年齢は1歳〜となっていますが、体を持ち上げて遊ぶことができるようになった頃から自分で動かして遊んでいました。おすわりができるようになるとより楽しめるおもちゃです。
1歳10ヶ月の今はあまり興味を示さなくなってしまいましたが、たま〜に気が向くと動かしています。車が好きなお子さんならより長く遊べるのかな?
わが家のオルゴールカーは「星に願いを」の音色ですが、その他「となりのトトロ」や「ミッキーマウスマーチ」があるようです。わが家のは色が剥げてしまっているけど、ピンクも可愛いです。
オルゴールおもちゃのいいところは電池を入れなくてもいいところ。そして単純な仕組みなので壊れにくいです。物を投げるのが大好きな次女によく投げられていましたが、今も変わらず綺麗な音がでます。
つかまり立ち〜あんよ期の木おもちゃ
自分で立って歩けるようになると、大きく世界は変わります。そんな時期によく使ったのがこのおもちゃです。
ユシラ(Jussila)のカラームカデ
歩き始めると俄然興味が出てきたのがこのおもちゃ。次女は歩き始めたのが生後10ヶ月と早かったので、0歳から使いました。
引っ張って歩くとコロコロとムカデのように転がります。動きがとても美しい。
しばらくしまっていたのですが、写真を撮ろうとしていると持って行かれました。1歳10ヶ月の今でも現役で使えそうなので、しまい込まずに出しておこうと思います。
SUNNYLIFEの木琴
SUNNYLIFEはオーストラリアのメーカーです。友人からのプレゼントですが、とにかく可愛い。おすわりができるようになると、こういった音のでるおもちゃでよく遊んでいました。
音はいまいちなので、最近は1歳誕生日に頂いたFisher-Priceのものを使っています。
ネフと童具館のラトルの大きさ比較です。ご参考までに。
横に振るとカラカラと音のなるラトル。これもねんね期から使えるおもちゃです。ハイハイ期になるとやっぱり口に加えてハイハイするので撤収。おしゃぶりラトルに比べると使用頻度は低いけど、一時的にハマっている時期がありました。
左は私が富良野で購入したもの(甥っ子へのプレゼントにしたけど、回り回ってわが家にやってきました)。右側は妹からのプレゼント。
こちらは木おもちゃではなく、布のラトル。中に鈴が入っていて、振ると優しい音がします。
Alimroseというオーストラリアのメーカーのもの。可愛すぎ。たまたま二人の友人に色違いを頂いたので、二つ取っておくことにしました。
今は長女と次女が1本ずつ、ベビードール用のおもちゃにして使っています。
最後に、
赤ちゃん時代のおもちゃを振り返ると、懐かしくて、またあのほやほや時期に戻りたいなぁと思ってしまいます。
木製おもちゃはお値段がけっこうするので、成長過程に合わせてすべて木製おもちゃを揃えるのは大変かもしれません。安いプラスチックおもちゃも使いながら、でも良質なおもちゃも少しずつ入れながらおもちゃ選びをしていければなと思います。
ちなみに、もし私がこの中から3つだけ選ぶなら、ネフのカラーボールとリングリィリング、そして童具館のさくらんぼを選びます。
おまけ、
おもちゃの写真を撮っていたら、
「ママ、この赤ちゃんのおもちゃどうするの?」
「全部取っておいて長女と次女が大人になって赤ちゃんが生まれたらあげるよ。」
「えっ、長女誰と結婚するの?」
「誰か素敵な人を見つけておいで。」
「う〜ん、次女ちゃんと結婚するわ。」
可愛いな♡
本当にどんな人を連れてくるのか、(連れてくるのか!?)今から楽しみです。