先日、約4週間の日本滞在を終えてオーストラリアに戻って来ました。
戦々恐々で迎えた子連れソロ☆飛行機旅2回目は、意外とスムーズに進み、Door to Doorで24時間かかりましたが、なんとか乗り切ることができました。
早速レポートしてみたいと思います。
4時間(16時出発)+乗り継ぎ4時間+9時間(日本時間深夜0時出発)の今回の旅。
お昼ご飯を食べた後実家を出発し、車の中で子ども達はお昼寝。私も仮眠を取ることができ、前回のヘロヘロ状態からではなく、エネルギーほぼ満タン状態からスタートすることができました(ここ重要!)。
バジネット席の肘掛けが上にあがらないというデメリットを考慮して、前回はバジネット席をお願いしなかったのですが、あまりに席が狭くて大変だったので、今回はバジネット席をお願いしました。
基本的にバジネットは出発の24時間前までに予約が必要らしく、「バジネット席は空いているけど、バジネットは手配できるかどうかわからない」と言われてしまいましたが、なんとか最初のフライトは手配してもらいました。
バジネットがよりほしい2本目の深夜便に関しては「バジネット席がとれるかもわからないが、乗り継ぎ空港のカウンターで聞いてください」と言われました。
予約しておけば良かった。でも、ぎりぎりまでバジネット席にするかどうか迷っていました。機内は満席で他に空いている席もありませんでした。
ちなみにエバー航空のバジネットサイズは機体によって違うのですが、私が乗った便では長さ77.8cm × 幅34.9cm 体重16kgまでとなっていました。
次女は1ヶ月前の時点で76cm 体重9kgなので、まだ余裕がありました。
出発時点で子ども達はエネルギー満タン。搭乗口で待っている間、次女は常にどこかに歩いて行ってしまうので、1秒も座っていることができませんでした。
でも、なんとか空港内で使う予定のものをバックパックから取り出しやすいトートタイプの袋に移し準備をしました。
ちなみに帰りは長女にも荷物を持ってもらおうと思い、日本で子ども用バックパックを購入し、2人分のおむつや着替え、スナックなどを入れました。
🔳1本目のフライト(4時間)
30分遅れで出発した最初のフライト。失敗したのが、離陸の時。バジネット席は離陸や着陸のシートベルト着用サインが点いている間は手荷物を足元におけないのですが、何も考えずに、すべて頭上に置いてしまいました。
シートベルト着用サインが消えるまでの約30分間、歩きたがる次女を膝に乗せているのが大変でした。機内搭乗時にもらったキティちゃんのトランプだけ手に持っていたので、トランプのカードを一枚ずつ次女に出してもらい(取りやすく少し出してあげる)、書いてある数字を長女に読んでもらうというゲームや手遊び歌、隣に座っていた同い年の子に話しかけたりでなんとかしのぎました(💦)。
夕方出発の便だったので、夕食は機内で食べました。
長女は優雅に機内モニターでしまじろうを見ながらの夕食です。キッズメニューはキティちゃんの機内食。「わぁ〜!!かわいい💓」と目をキラキラさせていました。でも、果物をちょっと食べただけ。
紙パックのジュースを飲み慣れていないせいか盛大にこぼしTシャツはびしょ濡れ。長女が汚すとは想定外で、着替えを頭上の手荷物入れのバックパックの一番下に入れていたので、とりあえずTシャツを脱がせ、寒さ対策用のカーディガンだけを着せて乗り継ぎ空港まで我慢してもらいました。
次女は日本で購入した市販の離乳食。美味しそうでしたが、食べ慣れていないせいかあまり食べず...私の機内食に付いていたカステラを分けてあげました。次女を小脇に抱えたまま食べていたので、メインのご飯はほとんど食べれませんでした。
ただ、エバーの機内食は正直美味しくありません。しょっぱすぎ。キッズメニューもしょっぱいです。
次女のおむつ換えの時は、長女はテレビに釘付けだったので、声だけかけて長女を席に残したまま換えに行きました。隣に子連れがいるとこんな場合に安心感があります。
長女をトイレに連れて行く時は、CAさんが次女を抱っこしてギャレーに連れて行ってくれました。
日本時間19時頃になると次女も眠たそうにしていたので、授乳をして寝かせようと思ったのですが、バジネットに乗せようとしたところで起きてしまい、その後は目がぱっちり...結局一睡もせずに4時間を過ごしました。
バジネット席のメリット
- たまに次女を置いて手を休ませたり、本人の気分転換ができる
- 食べ終えた機内食の一時置き場にしたり、水筒やおもちゃの一時置き場にできる
- 普通席よりも足元が広く荷物がたくさんおける
- 前の座席の人に迷惑をかける心配をしなくていい
- 下ろしたり抱っこしたりもしやすい(とにかくよく動く赤ちゃんにバッチリ)
- 心配していた固定の肘掛けも、次女が長女の邪魔をするのを防いでくれていて、逆にあって良かった
🔳乗り継ぎ(3時間半1本目が遅れたので)
空港到着時点で日本時間20時半。長女も疲れているだろうなと思い、保安検査場まで長女をベビーカー(機内持ち込みにした)に乗せ、次女をベビービョルンに入れて行くことにしました。
歩き出してすぐに次女は眠り、乗り継ぎカウンターで、バジネット席を抑えたい旨を伝えると「空いてるからOKよ」と抑えてくれました。
保安検査場では、抱っこ紐で寝ている次女を見て、通常は子どもを抱っこ紐から下ろし、抱っこ紐もX線検査をしなければいけないのに、「そのまま通っていいよ」と言ってくれました。ありがたい。
水筒に入っているお水は子ども用と分かるのか、バックパックのサイドポケットに入れっぱなしにしていましたが、何も尋ねられませんでした。
搭乗口まではかなり距離があったので、ベビーカーに長女を乗せて正解でした。
途中サンリオショップの隣に滑り台がある場所があったので長女に「遊びたい?」と聞くと「うん!」と即答。
その際に、次女を抱っこ紐から下ろし、ベビーカーに乗せ換えました。
長女はすぐに「もうおしまい」と戻ってきたので、搭乗口付近で待つことに。私もベンチに横になり休むことにしました。長女は横になるものの「寝ない」といい、結局深夜0時まで一睡もせず。ダイソーで購入したシールブックをしたり、スナックを食べたりしていました。
次のフライトにそなえてフットレストは途中まで膨らませておきました。
台北空港では搭乗口付近のトイレの側に給水機があり、冷水、温水、熱湯を選べます。ここで、水筒にお水を入れました(自販機ではクレジットカードが使えないので買えませんでした)。
搭乗直前、名前を呼ばれ行ってみると、「大変申し訳ありませんが、バジネット席は使えるのですが、バジネットは先に予約が入っていたお客様がいるので使えません。」と。
さぁーっと青ざめる私。
長女は「ママ、ベビーコット使えないの?どうする?床においたら?」と(笑)
これから9時間どうしようとかなりブルーになりましたが、どうしようもないと腹をくくりました。
寝ている次女を抱っこ紐に移し、ベビーカーを畳み袋に入れようと苦労していると、優しい女性が助けてくれました。私もこんな風にさっと手助けできる人になろうと強く思います。
🔳2本目のフライト(9時間)
1本目の経験を生かして、今度はすぐに使う水筒やティッシュ(長女は風邪を引いていて鼻水がひどかった)、ミントや小さなおもちゃをポーチに入れて座席に置きました。
途中まで膨らませたフットレストを頭上の手荷物置き場にしまおうとすると、「空気を抜いて!」とCAさんに言われてしまいました。行きはそのまま入れてくれたんですけどね。確かに破裂したら危ないよね。
でも結局、泣き出した次女をあやしたり、長女のベルトをつけたり、必要なものを用意したりとバタバタしていると空気を抜くのを忘れてしまいました(汗)。
座席に座り、私と長女の間の肘掛けを上手く使いながらネックピローや機内ピローで整えてあげると長女は離陸前に眠ってしまいました。長女はこのまま朝の機内食が配られるまで爆睡。素晴らしい!
次女も持ち込んだ枕に乗せて授乳しているとそのまま寝てしまいました。
機内食が配られ始めたのですが次女を抱っこしているので身動きが取れず。パンと果物だけもらい、座席前のポケットに入れて置いた水筒をCAさんに取ってもらいました。
途中途中、姿勢を変え、腕を順番に休ませながら3時間ほど経過。ずっと抱っこになるとは想定していませんでしたが、枕を持ち込んで本当に良かったです(そのまま抱っこよりずっと楽)。
途中ぱっちり目を覚ました次女。トイレのすぐ側の座席だったので、並んでいる人にニコニコと愛想を振りまき、トイレに入ったり出たりするたびに変わる電気の色を不思議がっているようでした。
次女が起きている間に頭上からフットレストや離陸時に足元に置いておけなかった荷物を取り出しました。
長女は上手く肘掛けにもたれながらくの字に折れ曲がって寝ていたので、フットレストはあまり役に立っていなさそうでしたが、隣に寝ていた2歳の女の子が何度も起きるので、フットレストを貸してあげることにしました。
3歳の長女はフットレストがあっても真っ直ぐ横になることはできませんが、2歳になったばかりというその子は座席とフットレストで完全に横になることができ、その後は着陸までぐっすりと眠っていました。
立ち抱っこでゆらゆらする時間も何度かありましたが、次女はその後ほとんど泣くことなくまた寝てくれました。
私も目を閉じてうとうとしつつも、次女を落としては大変なので結局一睡もできず。
また、行きはブランケットを使わなくていいほど全然寒くなかったのですが、帰りは空調が直接当たる場所だったのでかなり寒く、ブランケットを 1人一枚ずつ使っていました。でも、パーカーを持ち込んでいたのですが、それはずっとバックパックに入ったままでした。荷物を減らしたい場合は、機内ブランケットで調節するようにし、ストールだけ持ち込むようにしてもいいかも。
朝になり目を覚ました次女。起きるとやはり厄介です。とにかくじっとしていてくれません。長女の機内食のタイミングに合わせて次女にも持ち込んだ離乳食をあげました。でもこれもちょっとしか食べず。たまごボーロや夜の機内食の果物をあげました。
ダイソーで購入したボーロカップが取り出し易さはいまいちなのか、掴み方が下手なのか結構落としていましたが、時間稼ぎにバッチリ。
その後、持ってきたおもちゃを駆使してようやく空港に到着。
到着してからも、「う◯ち〜」と言う長女を連れて行ったり、眠くてぐずる次女に対応しながら、入国カードを書いたり、スーツケースを自分で押したい長女が泣き始めたり...
見かねた空港スタッフが何人も手助けしてくれ、かなり優先して行列を飛ばしてくれました。
2人子連れのソロフライトは正直きついし、もう二度としたくないですが、子どもが寝てくれさえすればなんとかなるんだなと思います。
子どもの相手をしていると時間が過ぎるのが早いし、なんだかんだいって普段から夜中に何度も起きているので慣れも若干あるかもしれません。
今度行くときは次女がもっと成長してから行くのでぐっと楽になるはずです。3歳の長女を見ていると、3歳を過ぎるとそんなに手が掛からないなというのが正直な感想です。
子ども達にとっても、長時間の移動は非常に疲れたと思いますが、両親に会わせることができて、姉妹や従兄弟達とたくさんの時間を過ごすことができて、本当に良かったです。