「夫はオーストラリア人、オーストラリアに暮らしています。」というと
「子ども達は英語も日本語もできるようになっていいねぇ。」とよく言われます。
私もそう思っていました。
でも、
そんな簡単は話ではなさそうです。
まず、我が家の言語状況ですが、夫は日本語ペラペラのオージー。私は日常英会話ができるくらいのレベルで、家庭では100%日本語で生活しています。
もうすぐ3歳の娘は家庭では日本語のみ。外に一歩でれば英語環境ですが、週1~2の日本語プレイグループと月1くらいで日本人のお友達にも会います。
家で見るテレビはABCキッズか、Netflixの子供向け番組、日本語の番組はYoutubeで見ています。歌が好きで、アニメはほぼ見ず、童謡ばかりをひたすら見ています。スクリーンタイムは1日30分〜1時間と決めています。
娘の日本語レベルは同年齢の子と同じくらいか、ちょっと高め。女の子だからか、絵本をよく読むからだと思います。
「幼稚園や学校が始まれば英語環境なので、家で日本語を話していないとすぐ英語だけしか話さなくなるよ」とほぼ全ての英語が母国語じゃないママたちに言われていたので、家では英語を教えることはほとんどしていません。英語の絵本を読んだり、フラッシュカードで遊ぶ時に英語の単語を教えるくらいです。
なので、英語に関してはまだ単語が出るくらいで、文章はほとんど出ません。相手が何を言っているかも、日本語ほどは理解できないので、「いまなんていったの?」とよく尋ねてきます。
そして、最近は自分で伝えるのに自信がないからか「ママいって」と私が言うように促してきます。
日本語を話す人と英語を話す人の区別は完全にできていて、日本語を話す人がいると嬉しいようで、普段は大人しくシャイなのに、急に人懐こくなります。スーパーなどで見知らぬ人に話しかけられてもあいさつをしません。「ハロー」は必ず言うように促しているのですが、たまに言うくらいです。
我が家では英語の会話ができないことが目下の悩みなのですが、お子さんを学校に通わせているママ達と話をすると、「日本語ができなくなる」というのが多くのハーフママたちの共通の悩みごとのようです。これまで、学校に通わせていても家で日本語を話しているという家庭はママが日本語教師の方だけでした。
日本の補習校に通わせている家庭も多いのですが、毎週土曜日に学校に通い、かつ現地校と日本語学校両方の宿題をこなすのは非常に大変らしく、どこまでやらせるべきか悩みます。本人がやる気があるのであればもちろん問題ないのですが、日本語学習のためにこちらの学校で学ぶことが阻害されるのであればそれは考えものです。
日本語を学ぶ目的は一体何なのか?という原点に立ち返って考えて見ると、我が家の場合、
- 日本にいる家族(おじいちゃん、おばあちゃん、従兄弟達)とコミュニケーションができてほしい。
- 将来の選択肢が増えてほしい。
- 二言語を勉強すること脳の刺激になるので、他分野でも好影響がある。
- 大きくなった時に、私が日本語で子供達と会話したい。
- 将来的に日本に帰国して暮らす場合、日本語は必須。
今のところ5番は予定にはないのですが、人生何が起きるかわかりません。でも、なんといっても4番が一番大きい目的かな?という気もします。
私たち夫婦ともに子ども達には2ヶ国語を流暢に使えるようになってほしいという願いがありますが、これから先、どのように学ぶ機会を与えていくか模索することになりそうです。